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「倚らば大樹」-(20)

一心寺写経堂横の「ハンカチの木」

一心寺の25号線北向かい側に別院のような格好の「写経堂」があり、毎月定例の写経会と毎日随時のお写経にご参詣いただいております。この建物の前面道路ぞいに写真の「ハンカチツリー」あるいは「ハンカチの木」、別名「ハトの木」があります。原産地は中国四川省。だいたい2000メートルぐらいの高地、湿度の高い空気を好むとか、「一属一種一目」つまり類をみない稀な種目とかで「樹木のパンダ」、、、と言った言い方をされたりするそうです。
 4月27日、一心寺の納骨供養年次大法要を前にして幅10センチのハンカチ風の「苞(ガク)」に包まれた花が姿をあらわしました。家内が通信販売で手に入れてから何本かは夏の暑さをしのぎきれずに枯れてしまい、何とか生き抜いた苗が15年ほどして一昨年あたりから1つ2つと花をつけ始め、今年、初めてハンカチツリーらしい姿を一部現した、、、というわけです。成木になると15〜20メートルの高木になり、鳩サブレーみたいな白いひらひらのガクがゆれる姿が木に群がるハトのように見えるところから「ハトの木」と言う別名があるのですがこの木はまだ3〜4mしかなく、とてもハトの群れには見えません。それでも、何とかこのまま順調に大きく育って、15mの大木になって、白い花がひらひらするとヒョットして「お写経の木」と見えなくもない、、、かも知れない。
 いろんな夢を見させてくれています。

2010/04/26