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「椅らば大樹」-(11)

ジャカランダ花の樹

6月になって一心寺境内のジャカランダが咲きました。受付堂の奥にやや大きめの樹が一本と、本堂正面向かい側の墓地に若木が三本。それぞれに薄紫色の花が枝の先端―つまり樹の最も外側の表面にうっすらとヴェールを掛けたように咲きます。
ジャカランダは南米原産でブラジルの移民日本人によって「キリモドキ」とよばれました。桐の花とよく似た紫色で、私もサンパウロで最初に見た時は桐かなと思いました。キリにしては花が小さく葉も細かい。キリの花が乱れ咲くのに対して樹の表面にカスミがかかったように、、、咲いていました。花が小さく葉も細かく紫のヴェールを被ったように咲く。少し褒めすぎの感もありますが、そこそこロマンティックな感じがあるのです。乾期が終わって雨期が始まる6月から7月中旬まで咲いています。大阪では花博記念公園鶴見緑地の「咲くやこの花館」横に1990年の花博時に植えられたものが数本あると思います。ここの専門家に聞いたところ、大阪で育たぬことはないが苗木を温室で育てたのち露地でトレーニングし、生き残ったものを移植しても生き残る確立は60%と言うことでした。一心寺ではすべて生きていますが、、、と言うと余程環境がよいのでしょうというお答えでした。マア神仏のご加護と言うことなのかもしれません。
実はその隣にお釈迦様お悟りのインド菩提樹が育っておりまして、仏教の故郷みたいな一画ができればと思っているところなのです。

2009/06/06


昨日自転車で一心寺周辺を散歩した時,土塀越しに見えた紫の花が何の花か判らなかったのですが
一心寺のホームページを見て良く判りました。珍しい花だったのですね。
一心寺周辺は大阪夏の陣で激戦が繰り広げられた場所で,真田幸村はじめ多くの歴史が眠ってます。
もっとこの辺りの事を知りたくなりました。

2009/06/14

雅子

今日、お墓参りに寄せてもらいました。
一心寺さんのHPを開き、初めてこのページを目にしました。
ジャカランダの花樹、帰り際の塀越しに見てきました。
綺麗な藤色のお花だなぁとしばし見とれていました。
こんなに貴重なお花だったなんて。
来月のお参りの時にもまだ咲いていて欲しいと思います。
またここへ拝見しに参ります。ありがとうございました。

2009/06/27

hirofumi

一心寺さんと南米にはなにかつながりがあるのでしょうか。
ジャカランダがきれいですが、なぜ植えてあるのか気になりました。

2013/08/28