慈泉処だより~過去の記事一覧

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2020年

  • 3月

    • 3月5日 晴れ時々雨 利用者 18人

      • 今日は晴れ間が出て暖かいのかなと思いきや急に暗くなって小雨が降り寒くなると いった不安定な天気でした。新型コロナウィルスが各地に広がっており、ここ一心寺の近くにも感染者が出たという ニュースを見て、いよいよかと不安になります。利用者もマスクの不足が頭を悩ませているようで衣料配布の他にマ スクの配布ありますか?という声もチラホラ・・・。「今僕たちもなくて困っている」と言うと「そうだよね。」と 一言。なかなかマスクや消毒液も手に入らない今、この時こそ自分の事だけを考えないで皆で協力して助け合えるよ うになればと思います。それこそが浄土宗のスローガン、『共生』。(中野)
    • 3月12日 晴れ 利用者 29人

      • ノーモアコロナ?コロナウィルスのニュースばかりで気が滅入りそうな今日この頃、 お互いにご無事に過ごしたいものですが、感染された皆様には一刻も早い回復を祈るばかりです。個人的にはコロナより も花粉のほうが脅威なんですが鼻にティッシュ突っ込んでマスクして受付にいると「なんや兄ちゃんコロナちゃうやろ な?」と利用者にイジられ続けて、それにも飽きてきたので「うつされたくなかったら早く中入ってください」と冗談 めいた会話をしていました。利用者の皆さんを見る限り体調の悪そうな人はいませんでしたがどうかこのまま無事に終 息に向かって欲しいものです。花粉も。(加藤)
    • 3月19日 晴 利用者 33人

      • 慈泉処では、昨今の感染症の対策として、受付でアルコールの手指消毒にご協力を お願いしています。「アルコールで消毒をしますので、手のひらをこすり合わせてください」と声をかけると、多くの人 が「あっ、はいはい」という感じで抵抗感もなく、むしろ消毒してもらってありがとうございます、という具合にご協力 をいただいています。中には、皮膚の治療をしている人もるのでもちろん無理強いはしていません。コロナウィルスの広 がりを抑制しているのは日本人の協調意識だ、という意見もありますが、わずかなことですが、改めて協力しあいルール を守ることの重要さを感じます。(武田)
  • 2月

    • 2月6日 晴 利用者 22人

      • 暖冬といわれた今年一の寒波が襲来したと言われる今日。 慈泉処の待合はお昼を過ぎるとほとんど人気のない感じでした。普段シャワーする人も今日は シャワーに入らず、ここ数回なかったカイロやカミソリを持って帰る人ばかりでした。中には 、コロナウィルスを気にしてマスクありますか?と聞いてくる人も。慈泉処にマスクの配布は ありませんのでご注意を。マスクの大量購入などで、必要としている人にマスクが行き渡って いない世の中。慈泉処でも、カミソリなどを持って帰るだけでシャワーを入らない人が増えて しまうと、本当に必要な人(シャワーを入る人)に行き渡らない恐れがあります。今後対策を 考える時が来るかもしれません。(山下)
    • 2月13日 曇り 利用者 28人

      • どんよりした曇り空ですがほんのり暖かい朝、ここから寒い日と暖かい日を繰り返して 春が近づき、眠たさと花粉の苦しみが続くと思うとゾッとします。利用者の皆さんは暖かくなってきて嬉しそうですが私 はまだまだマスクが手放せません。マスクといえば世間を騒がすコロナウィルス、予防のためにマスクをしている人が多 いと思いますが使用したマスクの外側は思っているより汚れているそうで、マスクを触ったら手は洗い使用したマスク はビニール袋などに入れて結んで捨てることで感染の拡大を防げるそうです。(加藤)
    • 2月20日 晴 利用者 23人

      •  寒暖の差が激しい日々 が続く中、数日前に比べればまだ暖かく日も照る1日でしたが、利用者は少ない一日でした。やはりこの季節は湯冷めを避 ける方が多いですね。 ここ数日は寒かったとはいえ今年は暖冬。そのおかげかもしくは他の病気を心配しての予防が功を奏しているのか、イン フルエンザの患者数は例年に比べて少ないとのことです。 巷で流行りのウィルスの予防に関して、「手洗い」「うがい」をすると予防できるというと、多くの人が「そんな当た り前のことわかっている」というような顔をしますが、その当たり前のこともいざ徹底するとなると難しいものです。 病気の予防に限らず、何事も「当たり前」のことが大事ということですね。(松下)
    • 2月27日 曇り 利用者 18人

      •  今日の慈泉処はいつも比べて、かなり落ち着いた一日でした。利用者の中にも、 マスクを着けている人も多く、政府が今後2週間の大規模なイベントなどの中止・延期を要望を出したこともあり、 慈泉処だけでなく、一心寺界隈もかなり人気の少ない感じでした。今年も早2か月が過ぎようとしていますが、暖か くなってき、春のお彼岸が迫り、人が多く出歩かく機会が増えてきますが、自分のことだけでなく、咳エチケット やアルコール除菌など周りのための行動をこれからも心掛けたいものです。(山下)
  • 1月

    • 1月9日 晴 利用者 26人

      • あけましておめでとう ございます。令和2年最初の慈泉処は暖冬というよりは春のような暖かさを感じるお天気でスタートしました。今年も無 事に常連さんたちと新年の挨拶ができました。お年玉というわけではありませんがご寄付頂いた古着を配り、お雑煮も ありませんのでいつものお茶で一服してもらい、いつも通りの慈泉処でした。このいつも通り過ごせるというのは退屈 な反面ありがたいことでございます。ですので、いつも通り過ごせることに感謝してこの一年のスタートとしたいと思 います。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。(加藤)
    • 1月16日 晴 利用者 23人

      • 1月も半ばが過ぎ、本堂 が再開してしばらく経ちました。本堂のほうは参拝者であふれかえっていますが慈泉処のほうはというと冬で寒いため利 用者数は少なく、利用者もシャワーから上がると熱いお茶を一杯ひっかけてすぐに帰ってしまうため、数十メートル離れ ているだけなのに境内とはうって変わって静かでゆったりとした雰囲気です。現在下着類は少々不足しておりましたが古 着は多数あり、皆が待ち時間に暖かい衣服を探していました。来週からは下着類の在庫も戻るそうですので皆さま来週ま でお待ちくださいませ。(松下)
    • 1月23日 晴 利用者 23人

      • 寒さに加え冷たい雨まで 降るあいにくの天候のためか、利用者の少ない1日になりました。補充の下着類を大量に抱えて朝準備に来た時に待ってい る人が少ないのは少し残念ですね。こういう天候が悪く寒い時などは、いざという時の「備え」の大切さを実感します。 洗濯するのに手を切るような冷たい水。衣類洗濯用のお湯が出るガス給湯器が大変ありがたい。いつもは当たり前のよう に豊富にある下着類。突然なかったら、青ざめます。本当にそれが必要になったときの為に常に備えたいものです。 余談ですが、南海トラフでマグニチュード8~9の巨大地震が今後30年で起きる確率は70~80%とのことです。 いったどのように備えれば良いのでしょうか。考えなければなりません。(松下)
    • 1月30日 晴 利用者 25人

      • 深刻な状況になりつつあ る(コロナウィルスによる)新型肺炎。また、流行の兆しを見せ始めたインフルエンザ。 それらの予防対策として、 参詣応対と受付業務に携わる職員にマスク着用の厳命が下りました。過敏となった疑心暗鬼の 心境から、根拠薄弱な噂 やデマが流れてしまうのが世の常ではありますが、ここはお寺、参詣の方に余計な不安を抱かせ てはいけないことも業 務の一つ。幸いに慈泉処に訪れる利用者からはそれほどの動揺はうかがえず、いつもと変わらない 日常を思い出させて もらいました。しかし油断は禁物、いつも以上に清掃には念を入れなければと思います。(武田)

2019年

  • 12月

    • 12月5日 晴 利用者 28人

      •  12月も半ばが過ぎ寒さ も厳しくなりました。今日は、利用者から「お兄さん、今日は古着ないんかな?」と尋ねられ、すいません忘れてました と急ぎ物置から冬物の古着を探し段ボール箱に詰めて陳列しました。参拝者やボランティアの方々から寄付して頂く古着。 冬のシーズンとなると利用者のリクエストが増えます。<誰かに使ってもらえたら有り難い>という事で、色々な思い出と共に持ち込まれる衣類 もあります。最後の持ち主として利用者の手に渡り、その役割を全うするまで大事に着て頂きたいと思います。(武田)
    • 12月12日 曇 利用者 28人

      •   今日は提供頂いた 古着をごっそりと持って慈泉処を開けに行くと、朝から並んで待機している常連さん達が目を輝かせて寄ってきて荷物を 運ぶのを手伝ってくれました。その様子はクリスマス前になると急に親の手伝いを頑張る子供のようであり少し嬉しく思 いました。残念ながら慈泉処にサンタクロースはいないのでプレゼントはありませんが温かいお茶を用意していますので シャワー上がりに一服して温まって帰ってもらえれば幸いです。
    • 12月19日 曇 利用者 22人

      •  12月も半ばが過ぎ寒さも厳しくなりました。 そろそろ年の瀬の足音が聞こえるようになり、皆さんから年末年始 の慈泉処の予定について多くの質問を受けました。また、今週はこちらの 不備でいくつかの消耗品がほとんどない 状態になっており、聞かれるたびに「ないんですよー」とお伝えせねばならず、多くの方にがっかり されてしまい ました。この場を借りてお詫び申し上げます。今後はこのようなことがないようにし、明るい顔で帰ってもらえる ようにし ていきたいです。(松下)
    • 12月26日 雨 利用者 19人

      •  今年最後の慈泉処と なりました。「来年はいつから慈泉処は空いてるの?」という質問と「今年も一年ありがとな。来年もよろしく。」とい う挨拶を数多くされました。一人の利用者に「本堂はいつから空いてるの?」と聞かれたので、「年明け1月1日から」と 伝えると。「じゃあ、来年おふくろの納骨行くわ。そん時はよろしく。」と言われました。来年の慈泉処は1月9日からと なっております。今年も一年、ありがとうございました。(山下)
  • 11月

    • 11月21日 晴 利用者 31人

      •  一心寺では現在、本堂の改修工事を行っていま すが、今年の年末には全ての工事が終わり、来年の正月から本堂へお参りが出来るようになります。本堂周辺のフェンスはまだしばらく取れませ んが、本堂を覆っていた素屋根は、すでに撤去しており外から本堂の姿は、見えるようになりました。慈泉処の利用者の方からも「綺麗な本堂に 生まれ変わりましたね!両親を一心寺に納骨してるから、俺もうれしいわ!」との声が聞こえてきました。朝晩冷え 込むようになってきましたが、 体調に気を付けて年明けからも、元気に一心寺へのお参りと慈泉処のシャワーサービスに来て欲しい と思います。(奥村)
    • 11月28日 曇 利用者 22人

      •  朝から風が強く、冷え込んでいたので、慈泉処 では脱衣所のところにあるストーブを今シーズン初めて点けました。「今日は寒いから、ホンマ助かるわー。これが一番暖かなるもんな。」と言 う声も。しかし、待合所も新聞の気になるところを読み終え、洗濯が終わったらすぐに帰る利用者ばかりで、ほとんど話し声が聞こえない静かな 一日でした。やはり湯冷めして風邪でも引いてら大変、という懸念からでしょうか。 もうそろそろカイロの準備など冬使用にシフトチェンジ する必要がありそうです。(山下)
  • 10月

    • 10月3日 晴れのち雨 利用者 33人

      • 午前中は良く晴れていましたが、2時過ぎには雨が降り出しました。天気が悪くなるにつれ利用者も少なくなり、シャワー待ちではなく小雨になるのを待っている雨宿り待ちの状態になっていました。 さすがに10月、少し気温も下がってきました。夏場なら少し濡れても気にならないですが、これからの季節は湯冷めをしたり体調を崩す原因にもなりかねません。こんな時には、ゆっくり慈泉処の待合所で雨宿りがてら情報交換などおしゃべりをするのも有意義なことかもしれません。別の意味でにぎやかな慈泉処でした。(河合)
    • 10月10日 晴 利用者 39人

      •  台風19号の接近にともない慈泉処でも話題にあがっています。比較的台風の被害の少ない大阪ですが去年は大変な被害を受けました。一心寺の境内でも何本かの木々が倒され受付堂の相輪塔の先が落ちたことなどが記憶に新しいです。そんな去年の台風を経験しているので慈泉処でも利用者の話を聞いていると皆さん少し警戒ムードです。天気予報などで予想される進行ルートを見る限りでは大阪への直撃は免れそうですがどうか無用な外出は控えましょう。とは言っても、基本的には路上生活中心なのでどうしようもありませんが、くれぐれも気を付けて。また直撃が予想される関東方面の皆さんは大変です。大きな被害が起きないことを祈ります。(加藤)
    • 10月17日 晴 利用者 38人

      •  日常生活の中で、いつもとは違う変化があると気持ちに動揺が起こると聞いたことがあります。今日は一つの動揺を感じました。一つ目は、常連のおじいさんが杖をついてシャワーにやってきたこと。大丈夫ですか?と尋ねたところ、「前から悪かったんやけど、最近急激に衰えてきてな」と少し元気のない返事がありました。私が知っている限り、杖を突いた利用者はこの方が初めてで、気を付けて入ってくださいと声を掛けましたが、浴室でこけたりしないかと少し心配になりました。無事に出てきた時はホッとしましたが、毎週顔を合わせる常連さんもだんだんと年を重ねて行っていることに気づきました。(武田)
    • 10月24日 曇りのち雨 利用者 24人

      • 朝からの曇り空が昼前には雨になりました。お天気の加減か利用者も少なく、いつもはかなり待たされるのに今日はすぐに順番が回ってきて、皆さん口をそろえて「もう入れるの?珍しいな!」と驚きの様子でした。 雨が降ると気温も下がり「今日はシャワーは辞めとく」と、情報交換や雑誌や新聞を読むだけで帰る人も居ました。 慈泉処がシャワーサービス以外にもコミュニケーションの場に利用されているのだなぁと思う一日でした。良いことです。(河合)
    • 10月31日 晴 利用者 27人

      •   10月31日はハロウィンの日。本来は古代ケルト人が起源とされる、秋の収穫を祝い悪霊などを追い出す宗教的な行事だったとされていますが、現代ではそういった祝祭本来の宗教的な意味合いがほとんどなくなってきています。 日本に諸外国の文化が色々と取り入れられてきていますが、食文化以外で外国に取り入れられている日本の文化はどんなものがあるのでしょうか?少し気になります。「カラオケ」は結構流行っていると聞いたことがありますが? 最近、一心寺にも外国人観光客の姿が普通に見られます。ヒョットして、シャワーサービス活動に興味を持った外国人がここ慈泉処を訪れて利用する??あり得ないことですが!(山下)
  • 9月

    • 9月5日 曇りのち雨 利用者 40人

      • 8月が終わり、9月に入りました。この時期、慈泉処の準備をしながら思う事は「いつまで蚊取り線香を点ければいいのだろうか、、、」ということ。もう要らないだろうと思っていても、足のすねあたりをポリポリと掻く利用者の姿を見ると、まだまだ蚊がいる、やはり必要なのだと思い返します。暑さの残るこの季節、半袖半ズボン姿は格好の標的。利用者からは「まだまだ飛んでいる、しぶといね~」と感心交じりの言葉を聞きましたが、夏の終わりの風景からは、「まだまだ生きたい!」という生物(蚊)の意欲に気づかされました。(武田)
    • 9月12日 晴 利用者 30人

      • 今朝は、ようやく秋の入り口が見えたような過ごしやすさで、利用者の皆さんもいつも以上に元気です。利用者の中でも絶滅危惧種に近くなっている喫煙者の数人のために快く灰皿の準備をしていると、すでに口から煙が出ているおじさんに話しかけられました。話題は10月からの消費税増によるタバコの値上げについてです。苦悩を共に分かち合いました。さて、その税金の使い道の一つに公共事業関係費というものがあります、近年続発している災害の復旧等もここから出ています。9日に関東を襲った台風15号の影響で千葉県を中心に起きた停電は現在も復旧できていないそうです。余程大きな被害なのか、続発する災害で復旧のための税金が足りてないのか想像は素人の範疇を超えませんが、何よりも被災地の方々のご無事を御祈り申し上げます。(加藤)
    • 9月19日 晴 利用者 39人

      •  9月19日は「名字の日」。1870(明治3)年、戸籍整理のため、太政官布告により一般市民も苗字を持つことが許されたのがこの日だそうです。以前、児童養護施設「四恩学園」と連携して医療相談を実施していましたが、事情で今は中止しています。がある頃は、「○○さん、薬出てますよ。」など、利用者の名前を呼んだりしていたので、少しばかり親近感ありました。今は、シャワーの順番を知らせるのに「番号札××番の方、どうぞー」としか呼ばないのと、人気のない医務室待合所を見ると、医療相談に来てて最近見かけない人は、どうしてるかなーと少し物寂しい気持ちになりました。(山下)
    • 9月26日 曇りのち晴 利用者 40人

      •  13年前に慈泉処を開処した時に、一体どれくらいの人が利用に来るのだろうか?という心配がありました。ところがそんな心配は最初だけで、ボランティアさんのビラ配りや利用者間の口コミの浸透のおかげで、毎回数十人の利用者に使っていただける施設になりました。常連さん半分、時々来る人半分、たまに初めての人。少しずつ顔ぶれが変わりつつ、今日まで続いています。開処当初は“社会復帰へのワンステップ”という謳い文句でしたが、慈泉処に来ることが一つの社会参加、それでいいのではないかとも感じます。もっとも、欲を言えば、慈泉処を中継点にして、利用者が何か新しい社会参加や社会貢献へ舵取りしてもらえるとうれしいところです。(武田)
  • 8月

    • 8月1日 晴 利用者 31人

      • 本日から8月です。お盆のことを気にかける人も多く、「8月15日はシャワーサービスはあるの?」という声がよく挙がりました。残念ながら、お盆期間はシャワーサービスはお休みさせていただきます。入りの遅かった梅雨もやっと開け本格的に気温も上がり、本日はなんと36度まで。昼過ぎからシャワーを利用する方が多く、午前中の人の少なさがウソのように午後はシャワーの長い順番待ちができてしまいました。麦茶のサービスも一瞬でなくなります。これだけ暑いと衣類・下着提供が間に合わず、すぐにシャツの在庫が尽きてしまいました。シャツがないと言う話を聞くとその場で脱ぎだし洗濯し始め、受付がちょっとした銭湯の番台のような光景になってしまいました。いくら洗濯中だからとはいえくれぐれも素っ裸で外に出て行かないでくださいね!(松下)
    • 8月8日 晴 利用者 37人

      • お日様のアツすぎる眼差しに、立っているだけでクラクラしそうな猛暑の中、植木屋さん達が慈泉処周辺の木々の剪定に来てくれています。チャキチャキと小気味良い音で伸び過ぎた枝葉を切り落として綺麗になっていく様は見ていて気持ちのいいものです。欲を言えば慈泉処の壁に絡み付いている蔦もスッキリと散髪して欲しいのですがこの暑さの中、仕事を増やすようなことは流石に酷というもの、木々がすっきりしただけでも十分でございます。風通しがよくなって少しでも蚊が減ってくれたら順番待ちの利用者も受付をしている職員も有り難いです。(加藤)
    • 8月22日 晴 利用者 30人

      • お盆も過ぎ、一心寺は普段のお参りの様相を呈してきましたが、慈泉処の方は、まだまだ続く暑さの為に盛況が続いています。そんな中、偶然にも長年足を運んでくれている常連さんが、仏様の前で手を合わせている姿を見ました。「勝手にお線香を付けてすいません。親父がこうして手を合わせてたからね、僕も真似して。今年は親父の7回忌なんですよ。やはり心が落ち着きますよ。」と。どうぞ、どうぞ、手を合わせて帰ってくださいと声をかけると同時に、やはり仏縁のある利用者も多いのだと改めて感じました。(武田)
  • 7月

    • 7月4日 曇り 利用者 40人

      • 昨日の雨と今日の気温でこの時季らしいジメッとした日となり、利用者の人達も扇子やうちわなどで扇ぎながら順番を待っていました。 今年の梅雨入りは過去最も遅いらしく梅雨明けも7月後半か8月に入ってからになると予想されています。梅雨は食べ物も痛みも早く体調も崩しやすい時期です、路上生活者が多い慈泉処の利用者。楽な日などあるわけがないのですが、食中毒などただでさえ気を遣うこの時期。食べ物や体調に気を付けてジメジメした梅雨を乗りきりましょう。(河合)
    • 7月11日 雨 利用者 28人

      • ご存知の方もいらっしゃると思いますが慈泉処では御寄付頂いた古着を利用者に一日一着まで配布しています。私も何度か古着を提供させてもらっているのですが、つい最近部屋の片付けをしていた時に出たもう着ない衣類を今日も持ってきました。…が、あいにくの雨模様。利用者も少なくあまり古着も出て行きません。前回古着を持ってきた時に少し派手なTシャツを何枚か持ってきた事があります。正直こんな派手なのは誰も持っていかないだろうと思っていましたが、次々と手に取り持って帰る利用者達。私の勝手なイメージでは地味な物を好むと思っていましたが、利用者の皆さん結構派手好きです。ですので、古着の御寄付をお考えの方がいらっしゃいましたら、これは流石に派手かもと思うような物でも提供して頂けると有り難いです。(加藤)
    • 7月18日 曇りのち雨 利用者 31人

      • 敷居は低く、心は広く。様々な生活環境で暮らしている利用者に門戸を開放しているのが慈泉処ですが、今日は少し心寂しいことがありました。「初めてなんですが…」という利用者に、「どうぞ、どうぞ!」と案内をしたのですが、その人はしばらく躊躇して「ちょっと水を借りてから入ります」と待合の水道で手を洗い始めました。脱衣所で入って来るのを待っていましたが、一向に入ってきません。すると「ちょっと今日は汚れているからまた次の時に入ります」と言い、そのまま去ろうとしました。「??汚れを落としに来たんじゃないんですか?」と声をかけましたが、「また今度来ます」と言い、結局入らずに帰ってしまいました。脱衣所にいた常連さんは「一人で来たから入りづらかったんちゃうか?」と言葉をかけてくれました。慈泉処は抵抗のない自由な場所だと思っていましたが、その人それぞれのコンディションもあってか、雰囲気作りは難しいものだと感じました。(武田)
    • 7月25日 晴 利用者 34人

      • 近畿地方も梅雨明けし雨の心配は少し無くなりましたが、今日はうってかわって晴天。朝から気温はうなぎのぼりです。私の子供の頃は、夏は暑くても昼間は30度前後、夜になると20度を下回っていました。去年は、昼間は40度を超える地域もあり夜は25度を下回らない日、いわゆる「熱帯夜」が多かった。最近は、公式上は定義されていないらしいですが、30度を下回らない夜を「超熱帯夜」と言う新しい言葉が出来ているようです。 この昼間の暑さの中、夏休みに入っている子供たちも外で遊ぶ子は少なく遊んでいると倒れたりしないか心配になります。 利用者の人達も熱中症に気を付け水分補給と休息を多めにとって無理をしない過ごし方で真夏を乗り切ってもらいたいです。 (河合)               
  • 6月

    • 6月6日 晴れ 利用者 35人

      • 暑さが緩むことなく6月に入りました。今年も暑い夏になるのか、、、と少し憂鬱になりそうなところですが、この季節柄の楽しみがあります。近年すっかりと名物になりました一心寺のジャカランダです。去年は台風により境内東側のジャカランダも倒れました。大きな被害がありましたが、残った幹が今年も綺麗な紫色の花を咲かせてくれました。半分近くを伐採しましたので、随分とすっきりしてしまいましたが、美しく元気な彩りを見せてくれています。慈泉処の利用者にも見て帰ってもらいたい光景です。(武田)
    • 6月13日 晴 利用者 31人

      •  寺務所から慈泉処へ出勤します!よく晴れた空にジャカランダが映えるいいお天気です。とは言うもの道行くご婦人の日傘がうらやましくなるほどに日差しは強く、たった5分ほどの距離ですが、慈泉処に着いた時には6月とは思えないくらい汗をかいていました。休む間もなく準備に取り掛かりながら利用者の人達と話していたのですが、やはり皆さん気になるのは月末のG20の話題。交通規制やら営業自粛やらこんな街中でせんでも…等々。期間中は少し不便になるかと思いますが一心寺も慈泉処も通常通りやっております。お越しになる際はくれぐれもご無理のないようお気をつけてお越しください。(加藤)
    • 6月20日 晴 利用者 35人

      • 梅雨に差し掛かっておりますが、昨日に引き続き天気がよく日差しのとても強い一日になりました。当然のことながらシャワーサービスは大盛況でひっきりなしに利用者が来ました。洗濯機も常に動いているような状況でした。 来週のサミットの影響を数名の方に聞かれましたが、慈泉処はサミットに関係なく開放することを伝えると皆一様に安心した表情をしていました。 梅雨が本格化すると暑くうっとうしい日が続きそうですが、シャワーで小ざっぱりと身だしなみを整えれば気分も変わるかもしれん。大阪サミットに外国のエライさんも来ることだし!! (松下)
    • 6月27日 晴 利用者 25人

      • 「車はあかん!今日は大阪サミットや」大阪府警察のG20交通規制スローガンです。 今日から、G20大阪サミットのため大阪府内では大規模な交通規制が行われています。その影響かどうか、朝から慈泉処の利用者数は、少なめでした。「今日からG20の交通規制が始まりますね。やっぱり皆さん影響がありますよね」と声をかけると「それも有るけど、それよりも雨やな。熱帯低気圧が台風に変わって大雨て言うてるし」という言葉が返ってきました。路上生活をしている利用者にとっては、G20も気になるが雨の方が気になるようです。
  • 5月

    • 5月2日 晴れ 利用者 20人

      • 天気も良く風は暖かく、利用者もどことなく身軽な格好に見えました。本日は超大型連休の真っただ中での慈泉処です。が、慈泉処の利用者には、大型連休であろうと無かろうと、世間の賑わいぶりや混雑などにはあまり関係なさそうに思うのですが、みなさんどこかに出掛けているのか?意外と少なかったです。やって来た人はいつも通り、ゆっくりシャワーを浴び、風呂上りにベンチでお茶を飲みながらのんびり談笑していました。まさしく、連休どこ吹く風、慈泉処でゆったりとくつろいでいました。まあ、利用者もそうでしょうが、我々僧侶も残念ながら連休とは縁遠いのですが・・・。 (松下)
    • 5月9日 晴 利用者 31人

      • 慈泉処では、シャワーサービスの他に無料で肌着や衣類の配布を行っております。今日は、歯ブラシの寄付があったので某メーカーの歯ブラシを衣類の横に置いておきました。ほとんどの利用者が「この歯ブラシも貰っていいんですか?」と聞きながら、赤、青、黄色どの色の歯ブラシにするか悩んでいる姿を見ました。身体を清潔に保つことと健康な「歯」を保つことに、皆さん関心が多いにあるようです。(奥村)
    • 5月16日 晴 利用者 34人

      •  ゴールデンウィークも明け、気温も上がり少しずつ夏に近づいている感じがする今日この頃。五月病になったり急な暑さにバテてはいませんでしょうか。慈泉処ではそんなものは無縁といったような感じで朝から元気に喋っている利用者がほとんどです。何年も慈泉処で利用者の人達を見てて気が付いた事の一つにいつも元気な人はよく笑っているなと、…あたりまえと言ってしまうとそこまでなのですが、どうにもならない暑さ寒さや世の不条理なんかを笑い飛ばせる強さのようなものを持っているなと思うわけです。嫌な事をダラダラ愚痴るというよりは嫌な事でも面白おかしく話して笑いに昇華させるといった生き方は素敵なことだと思います。簡単そうに見えてなかなか実践することは難しいですが少しづつでも真似できるようになりたいものです。(加藤)
    • 5月23日 晴 利用者 40人

      • 毎回朝に室内、室外の気温を確認しているのですが、今日は内外共に20℃を越えていて日向に出ると暑く感じる季節になりました。 気温が上がってくると利用者も増え待ち時間も長くなって自分の番まであと何人待っているか確認したり、中には待ちきれなくなり番号札を置いて帰る人も居て慈泉処は今日も大賑わいでした。 昼間は暑いぐらいの気温ですが夜になると半そででは少し肌寒い。路上生活には厳しい寒暖差です。十分、気を付けて。(河合)
    • 5月30日 晴 利用者 36人

      • お昼前、ガランとした待合で今朝の新聞を眺めていたところ、利用者のおじさんが来ました。朝刊には先ごろ起こった川崎市の事件。登校バスを待つ小学生の児童らが傷つけられた事件が取り上げられていました。世間話のついでに事件の印象を尋ねてみたところ、「子供ら、かわいそうにねぇ。わしはこんなこと、ようせえへんなぁ。金もろたとしてもでけへん。子どもらは一番かわいい時やのにねぇ…」と。おじさんの口調は謙虚な様子で、やさしい言葉でした。子どもが可愛いと思う感覚、そんなことは自分にはできないという感覚。どちらも普通の感覚ですが、実はその感覚を失わずに持っていることは“有り難いこと”かもしれない、と感じました。(武田)
  • 4月

    • 4月4日 晴れ 利用者 25人

      • 春が近づくかと思った矢先に日本各地で雪や雹が降り、寒い4月の幕開け。今日になりようやく暖かくなり桜も本格的に花を開きそうな気配が感じられます。 慈泉処も室内の温度より外の方が暖かくシャワーの後お茶を飲みながらゆっくり過ごす人も増えてきました。春ですね!でも、日中と夜の気温差がまだ大きい時期なので利用者の人達も私達も体調に気を付けながら来月の新元号「令和」を元気に迎えたいですね! (河合)
    • 4月11日 晴れ 利用者 24人

      • 大阪では、桜が満開に咲いておりますが昨日の風雨で、一心寺の境内に咲いている桜も少し散っていました。「明日ありと 思う心の仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは」浄土真宗の宗祖親鸞聖人が9才で仏門に入る時に詠まれた歌と言われています。「明日も綺麗に桜は咲いているはずだと思っていても夜の嵐で散ってしまうかもしれない」という意味の俳句ですがこれは、桜の花だけでなく、私達の心の「クセ」。明日やればいい。次がある。と思いがちだがそうではない。という事を詠っておられるのでしょう。心機一転、次回ではなく今日の「慈泉処」を頑張っていきます。(奥村)
    • 4月18日 晴れ 利用者 30人

      • 暑さ寒さも彼岸まで。じゃあ花粉はいつまで?個人的には藤の花が香る頃には落ち着いている気がしますが今年はどうなることやら…彼岸を過ぎても結構寒かったですし、花粉も黄砂もいつもより辛い気がします。慈泉処の待合所でもガラガラとうがいをしている人がちらほら。「花粉と黄砂辛いですよね~」と声をかけると「あ、これ花粉なんかな。風邪ひいたんかと思っとったわ」と返ってきたので「どちらにせよお大事にしてくださいね」と伝えると「ありがとう、元号変わるまでには治すわ~」となかなかタイムリーな返事。残すところ来週で平成最後の慈泉処になります。慈泉処では特に令和になっても変わることはありませんが、節目において気持ちを一新したいというのはなんとなくわかる気がします。元号が変わっても変わりなくどうぞお元気に。(加藤)
    • 4月25日 曇り 利用者 29人

      • 平成最後の慈泉処となりました。2006年(平成18年)5月より開始した慈泉処は週1回合計649日開け、おおよそ2万人の利用者が来られました。今日の利用者の中には、「来週はGWにかかっているし国民の休日になってるけど、慈泉処は開いてるの?」と、新元号のことより日常のことを気にしていました。ご心配なく! 慈泉処は5月2日以降も通常通りオープンしています。新しい元号「令和」を迎えても、引き続き一心寺慈泉処をよろしく。(山下)
  • 3月

    • 3月7日 曇のち晴れ 利用者 24人

      • 久しぶりに常連の2、3人と立ち話になりました。先週は雨と通院があったので来れなかったという方。朝一番に病院に並んだのに、薬をもらって帰ろうとしたら、もうお昼の2時頃だったとか。毎月通院しなければならないので大変だと言うお話。最初は、他人事のように聞いていましたが、「いやいや、やがては自分も年を取り、病院のお世話に成るはず」と思い返してじっくり聞きました。 またある人は、一年が過ぎるのは早く、もう65歳になってしまったとつぶやく。私の年齢を聞かれ、去年40歳になったと答えると、「厄年やな、なんかあるから行っときや」と。人の助言に耳を傾けるのも修行の一つ。今年初めに厄除けのお参りには行きましたが、改めて、一年間気をつけて過ごそうと思いました。(武田)
    • 3月14日 晴 利用者 24人

      • 早いもので今年も、もう3月。来週からは、春のお彼岸です。利用者の方から「一心寺、お彼岸は混んでますか?」と聞かれました。事情を聞くと「4月が母親の1周忌だから、お彼岸の時期に亡母の納骨を一心寺に」という事でした。幼いころに父親が亡くなり、母親が苦労して自分たち3人の子供を育ててくれた。という事をしみじみ語っていました。「納骨に行ったときは、できたら慈泉処の係をしているお坊さんにお経をあげて欲しいな」という言葉を聞きました。ご希望に沿えるといいのですが。(奥村)
    • 3月21日 雨 利用者 17人

      • 本日は春分の日、お彼岸の中日です。雨がちらつく中、境内にはたくさんの方がお参りに来られています。慈泉処の方は雨のせいか、いつも賑わう待合所もガランとしていて時々ウグイスの鳴き声が聞こえてきます。開花情報によると大阪は来週あたりに桜が咲きだすようで、いよいよ春らしくなってきました。出会いもあれば別れもあるのがこの季節。本日はお別れのお話です。医療相談で長年お世話になった先生が来週の慈泉処を最後に辞められることになりました。先生には平成19年頃から今年までの12年間医療相談というかたちで利用者の怪我や病気の治療を担当していただきました。少し寂しくなりますが本当に長い間ありがとうございました。(加藤)
    • 3月28日 曇のち晴れ 利用者 26人

      • 3月の慈泉処も今日で終わりです。本日をもって慈泉処での医療相談も終わりになります。 それを知ってか知らずか今日は医療相談を受ける方が多い一日でした。みなさん先生に診療してもらった後、長い間ありがとうございましたとお礼を告げており、スタッフ、患者両者から愛されている先生だったと実感させられます。長い間ありがとうございました。 (松下)
  • 2月

    • 2月7日 曇 利用者 27人

      • ここ数日に比べ天気は悪いですが、少し寒さが和らいだような気がする日になりました。シャワーを出てからゆっくりする利用者が多く、新聞に目を通したり雑誌を読んだりと思い思いに時間を過していました。「小春日より」。何か心まで暖かくなってくるようで、太陽の恵みはありがたいものだと今更ながら感じます。 しかし、油断は禁物。今週末から来週にかけ大寒波が来るそうなので、気を付けましょう。(河合)
  • 1月

    • 1月10日 晴 利用者 30人

      • 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。新年早々にインフルエンザが一心寺ではやってしまっています。利用者はインフルエンザではないけれども風邪ひきが多く、シャワーを使わない人もちらほら。薬をもらっている人も2名ほど。病気が蔓延する形で新年がスタートしてしまい不安ですが、利用者も私たちも気を引き締めて、手洗い、うがいを忘れずにしっかり体調管理をしていきたいです。(眞柄)
    • 1月17日 晴 利用者 26人

      • 年が明けてから2回目の慈泉処という事もあって、遅ればせながら年始の挨拶をしてくれる利用者が数名いらっしゃいました。今年もよろしくお願いします。皆が正月明けから日常に戻った今日この頃ですが、寒さは依然として続き、防寒着を求める人が多く、また湯冷めを恐れてかシャワーを利用しない人も多い一日でした。現在インフルエンザも大流行中ですので寒さ対策はしっかり気を遣って行って欲しい所です。が、そうもいかないかも知れません、くれぐれもお大事に!(松下)
    • 1月24日 晴 利用者 24人

      •  本日は人手不足の為、当番は私一人でした。朝一番に来る饒舌なおじさんの相手をしつつ、いつも準備を手伝ってくれる笑顔の素敵なおじさんには心の底から感謝し、顔を血まみれにしてやって来る人にも動揺せずになんとかスタート。準備、補充、対応を一人でこなすというのは混み具合によってはなかなかハードなものです。業種にもよりますが一人でお仕事をされている方というのは大変だなあとしみじみ思いました。慈泉処でも文句を言う人、混んでいるのに受付で長々喋る人もいれば、ちょっとしたことを手伝ってくれたり、ありがとうと気持ちのいい笑顔で言ってくれる人もいます。実際そんな人たちのおかげで仕事的にも気持ち的にも救われています。近年の風潮的にクレーム言わなきゃ損みたいなところがありますが、どうせ真似するなら文句を垂れるより頭を垂れて些細なことに感謝できるようになりたいものです。(加藤)
    • 1月31日 雨 利用者 15人

      •  月末31日に慈泉処が当たるというのも珍しいですが、雨の日という事もあり、利用者数は非常に少ない一日となりました。昼頃から雨が強まってきたところ、ちょうどシャワーを終えた利用者が「これはしまったなぁ・・・」と言う表情で外を見ていました。傘を持ち合わせていない様子がすぐにわかり、慈泉処の貸傘を一本渡しました。使ってもらうには少し申し訳ないようなボロの傘でしたが、非常に助かったと話して帰って行きました。些細な事ですが、いつか誰かが使うように、何かをストックしておくのも有意義な事だと改めて感じました。(武田)

2018年

  • 12月

    • 12月20日 曇り 利用者 34人

      •  本日が今年の最後の慈泉処でした。来る利用者が皆、声を揃えて「今年はもう今日で終わりだよね?」や、「今年一年お世話になりました。来年もよろしく」と職員や仲間と挨拶を交わし、今年を締めくくっていました。慈泉処コミュニティが根付いて来たなと実感させられました。また、年末なので慈泉処内も大掃除を少し早めに行い、気合を入れて、普段掃除しない場所まで丁寧に拭き掃除を行いました。次回新年一回目の慈泉処も気持ちよく迎えられそうです。良いお年を!(松下)
    • 12月13日 晴 利用者 30人

      • 今シーズン一番の寒気が大阪を覆っています。風呂上りに風邪を引いてしまうといけないのでストーブの火を入れました。寒い時期は重ね着が当たり前で皆さん相当な量を着込んでいます。夜は、一段と冷え込むので眠る時は、もうひとつ、ダンボールなどで対策をしなければなりません。今日の待合室では、先輩が後輩に教えるように、温かい服の着方講座が行われていました。くれぐれも寒気には、ご用心を!(奥村)
    • 12月6日 曇り 利用者 29人

      • 12月に入って変な天気が続いています。昨日まで日差しも暖かく、うっかり厚着してしまうと汗ばんでくるほどでしたが、今日は打って変って、曇天に寒気が入り込む気候となりました。寒空に待合所も寒かろうと思いストーブを出したところ、「もうストーブ出すんかい?脱衣所が暖かかったら外はいらないよ」と目を丸くした利用者に声を掛けられました。「確かにそこまでは寒くは無いですね…。」とストーブを引っ込めました。ストーブにせよエアコンにせよ、少しの手間で暖かくなる方法はありますが、“勿体ない!”という声が聞こえてくるのはいつも利用者からです。ある意味、寒さにいいかげんで鈍感なのは私のようです。 (武田)
  • 11月

    • 11月29日 晴 利用者 30人

      • 今日は慈泉処で一心寺職員のインフルエンザの予防接種を行いました。いつも通りシャワーの受付もしているので当然利用者の人達もいるのですが、こちらの人の出入りが多いからか気になるようで「今日は何かあるの?」と聞かれたので説明すると「注射か~ワシはええわ」とすごく嫌そうな顔をしていました。そもそも数には入ってないんだけどな~と思いつつ「それじゃあ体調管理しっかりしないといけませんね」と言うと「ありがとう兄ちゃんも気を付けや~」と言われたので先ほど予防接種をしてもらったことを伝えると「痛かったやろ~偉いな!」と何故かお褒めの言葉を頂きました。余程注射が嫌いなんでしょう、注射を打つ羽目にならないように気を付けて欲しいです。(加藤)
    • 11月22日 曇り 利用者 31人

      • ここ数日で一気に冷え込み、今日は曇り空の下、ストーブを焚きました。慈泉処の冬もとうとう13回目となりましたが、利用者数は例年の冬と変わりなく、穏やかな感じです。とはいうものの、やはり寒気は寒気。“開き直って”冬を迎えなければなりません。ところで何気なく使っている「開き直る」という言葉。改めて調べてみますと、「逃れられない立場を悟り、強気な態度で臨む」というのが正しい意味で、時には“ふてぶてしさ”“ずうずうしさ”が表れるとも。待合で「寒い寒い」と、ぼやく利用者は一人もおらず。なるほど、暑さ寒さの季節に合わせて開き直る強さが必要なのかと感じました。(武田)
    • 11月15日 晴 利用者 35人

      • もう11月だと言うのに 一心寺の境内を歩いていると、晴れ着姿の家族を見かけました。着物を着た小さい子供にお父さんとお母さんも正装しています。よく見ると子供の手には千歳飴が。そうか!今日は、七五三の日でした。神社でお参りした後、一心寺に納骨しているご先祖様にも子供の健やかな成長を報告に来られたのでしょう。慈泉処を利用しているオジサンたち。子供時代は、はるか遠い昔の事ですがきっと色々な思い出にひたることもあるでしょう。しかし、今は目の前の冬に向け、少しでも慈泉処で身心を整えてください!(奥村)
    • 11月8日 晴 利用者 37人

      • もう11月だと言うのに利用者の中には暑いのか半そでの人も居て、風邪を引かないか気になります。インターネットで今日は何の日か調べると、「レントゲンの日」とありました。1895年、ドイツの物理学者ヴィルヘルム・レントゲンがⅩ線を発見した日らしいです。レントゲンはこの功績により第1回ノーベル物理学賞を受賞しています。レントゲンって人の名前だったんですね!風邪から肺炎などになった時にも治療にレントゲン写真が使われます。今や当たり前となっているエックス線。すごい発見がされた日なんだなあと感心しました。風邪は万病の元。風邪も引かず、レントゲンも使わずこの冬を健康に過ごしていきたいですね.(河合)
    • 11月1日 晴 利用者 34人

      • お地蔵さんの事について説かれた『地蔵菩薩本願経』によれば、佛・菩薩は人々の為に様々な姿を化して現れる、ということが説かれているそうです。その中には、山や林、川や池などの自然物も含まれているといい、様々な境遇の人々の心を感化しようと限り無い慈悲の活動をなさっているといいます。例えば温かいお湯を浴びることで気持ちがリフレッシュし、その人が良い方向へと向かえば、お湯は単なるお湯ではなく、佛・菩薩の化身だった・・ということ。そう考えると、「慈泉処」の蛇口から流れてくるのは「暖かい仏様」ということに。理解しがたい事ですが、そうだと思うと何やら楽しくなりますね。(武田)
  • 10月

    • 10月25日 晴 利用者 33人

      • 今日はプロ野球のドラフト会議があるようで利用者の人達は朝から盛り上がっていました。 野球に疎い私は「今年の阪神一位指名は○○○やな」など言われてもピンとこない顔をしていると「お兄ちゃん野球見ないんか?ちゃんと阪神応援せんとあかんで」と、いかにも大阪らしいお説教?を受けました。 利用者の中には野球好きもたくさんいるようで、「笑い・怒り」しながら応援を続けて元気に過ごしてくれればと思います。 これから寒くなるので体調に気を付けてほしいです。(河合)
    • 10月18日 晴 利用者 36人

      • 現在、慈泉処は7人の僧侶職員で分担しています。一時期、4人程で分担していた時は、月に2~3回は当番が回ってきていたのですが、今は月に1度くらいの割合となっています。そうすると利用者から聞こえてくるのが「久しぶりやなぁ、元気してたか?」という声。利用者も毎週来ているわけではありませんので、お互いに顔を合わす機会が稀になってきています。顔を覚えてもらっていたことが嬉しいのはもちろん、「この前の台風の時は8時間も停電してたんやで」と近況を伝えてもらうと、つながりがより親密になり、少しは頼りにされているのかなと感じます。慈泉処を続けることの意義がここにあるのかもしれません。 (武田)
    • 10月11日 雨時々曇り 利用者 34人

      • 先日、富田林の脱走犯が無事逮捕されました。様々なところに顔を出していても、誰も分からなかったそうですが、我々も、慈泉処に何食わぬ顔で来られたらきっと何も気が付かずにシャワーサービスを提供していたかもしれないと思うと、警察や県の職員はなにしとんねん、と言いうわけにはいきません。10月も半ばになり、9月までの猛暑はどこへやら、気温も下がり今日は冬物の古着を取りに来た利用者が何人かいました。急に、トレーナーが必要な季節になってきております。少し前まではシャワー後に、麦茶を飲みながらベンチで談笑して涼んでいた利用者。今度は、湯冷めして風邪をひかないように。(松下)
    • 10月4日 雨 利用者 27人

      • 今日は気温も低く雨も降っていて、夏も終わりかな、と感じさせる一日でした。ここ最近は地震、大雨土砂災害、それに台風が追い打ちをかけるように続き、被害のニュースが相続いています。他人ごとではなく、身に迫る恐怖を感じるくらいです。それにまた台風25号です。もう、ウンザリですが、慈泉所の利用者も心配そうな雰囲気でした。路上生活など、通常ではない生活環境で日々を過ごす人たち。天気も気温も不安定です。皆さん体調には十分気を付けてください。(眞柄)
  • 9月

    • 9月27日 曇り 利用者 36人

      • 慈泉処の門扉横に大きな杉の木があります。大きくどっしりとした立派な幹、その足元には様々な雑草が生い茂っています。雨の多い季節には、幹が苔むし、ちょっとした森林浴の風情があります。雑草の中にはクローバーも生い茂り、四つ葉のものは無いかと探してみたりもします。その中、近頃荒れ模様の天気でどこからか種子が舞ってきたのか、見知らぬアジサイによく似た花が咲いていました。一緒に見てもらおうと、利用者に声を掛けると「へぇー、名前はわからんけど、綺麗な花やなぁ。ええもんやなぁ」とつぶやいていました。名前はわからなくとも、花の良さを味わう、人の心ですね!(武田)
    • 9月20日 雨 利用者 25人

      • 今日は、秋彼岸の入り。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉どおり、例年にない猛暑も過ぎ去り、ずいぶんと朝晩過ごしやすくなってきました。墓地や田んぼの畦道に目を向けると、彼岸花が咲いています。彼岸花の花言葉、たくさんあるのですがその中に「再会」「想うはあなた一人」という花言葉があります。朝、一心寺の納骨堂前を通ると、よく慈泉処を利用しているおじさんが静かに手を合わせてお参りしています。一途に亡き方を想っている後ろ姿でした。(奥村)
    • 9月13日 くもり 利用者 35人

      • 先週は台風と地震により各地で被害が相次ぎました。特に大阪では台風の被害が著しく、一心寺では建物の被害は少なかったものの、ファンの多いジャカランダをはじめかなりの数の木々が倒れて外壁などを壊しました。いつも大阪は台風と言ってもそれほど影響はなかったのですが、今回は本当に恐ろしいものでした。慈泉処では何人かいつも見る常連さんの姿が無く「台風で飛ばされたんちゃうか~」など心配?する声もありました。無事にまた顔を出してほしいです。そしてまた前回よりも強力な台風22号が発生しているとの事なので皆さんお気をつけてお過ごしください。(加藤)
    • 9月6日 くもり 利用者 36人

      • 記録的な台風の直後という事もあり、慈泉処の周囲は木々が散乱していました。 利用客の多くが、「慈泉処は大丈夫でしたか?」「今日は開いてないんじゃないのか」 と言って下さったのが印象的で、慈泉処が皆に必要とされていると再確認させられました。 台風のお話を聞くと、皆暗い表情で「立っていられないくらいひどかった」というようなことを言っておられました。 暑さの方はひと段落しましたが天災の多い近年、慈泉処でのシャワーが一時的でも体と心の癒しになれればと思います。(松下)
  • 8月

    • 8月23日 くもり 利用者 39人

      • 一人になって初めてわかることがある。今日は一心寺で盆施餓鬼法要があり、慈泉処は一人での担当となりました。受付、番号札配り、タオルとシャツも渡して、電話も鳴っててんてこ舞い。“すいませんちょっと待っていて下さい”と、お茶の用意を忘れるくらいのていたらく。状況を見かねて「一人ではなんもできんやろー」と声を掛けてくれたのは、ある利用者。ある日の会話以来、打ち解けた気がするおじさんです。色々な経験を踏まえた上での「一人ではできないだろ」という言葉。“一人で出来る”と思っていたのにできなかった自分が救われた気がしました。(武田)
    • 8月9日 くもり 利用者 35人

      • 酷暑、酷暑と聞き飽きた表現ですが、今年はとにかく体調管理が大切な夏になりました。気を付けていても、知らない間に疲れが溜まっていて、周りの人から声を掛けられて、初めて自分の不調に気付く事もあるかと思います。有難くも、顔なじみの利用者から「ちょっとしんどそうやけど大丈夫か」と、アベコベに声をかけてもらうことがあります。多くの利用者のみなさんは、健康そうに見えますが、年配者が大多数です。過酷な環境の日々、特に、自分だけが頼りという部分が大きいと思いますので、こちらからも声を掛け、共に夏を乗り切りたいと思います。(武田)
    • 8月2日 晴れ 利用者 33人

      • これは「地獄の釜ゆで」の熱さか! 8月に入りまさに地獄のような(行ったことはありませんが)暑い日が続いております。地震、豪雨、に続き猛暑は災害レベルに達しているのではないでしょうか。流石に慈泉処の利用者もこの暑さには参っている様子。もはや気合いや根性で乗り越えられる暑さではありません。

        そんな猛暑の中、未だに各地の小中学校では教室にエアコンが設備されていないところもあるとのテレビニュース。国や自治体が積極的に動き、色々と対策が取られているようで子供たちにとっても先ずは一安心。それにつけても毎年のことながら、甲子園出場を目指し地方大会を頑張りぬく高校球児のひたむきさ。そのファイトと熱意には無条件で賛辞を送ります。(加藤)

  • 7月

    • 7月26日 利用者 43名

      • 「暑すぎるから今日はシャワーはいいです。タオルと下着だけください」という利用者が数名いました。シャワーは温水でも冷水でも浴びられますが、シャワーブースは決して涼しい場所ではありません。とにかく「熱い、温かいもの」は今はいらないということでしょうか。また、麦茶を冷やしてポットで出しているのですが、あっと言う間に売り切れ。これほど熱いと、倍くらい用意する必要があるかもしれません。

        シャワー利用の少なめに対して、診療所利用の方がいつもより繁盛。この暑さのせいかどうか、かぶれ、湿疹の治療が多かったそうです。異常気象は、色々なトラブルやアクシデントも運んでくるようですネ。いずれにしても体調には十分気を付けて! (松下)

    • 7月19日 (晴) 利用者 42人

      • 「暑い~、ばてるわ~」朝から待っている常連さんの開口一番の言葉です。しかし、その言葉とは裏腹に足取り軽くシャワーを浴びて帰っていきました。

        連日の猛暑で、一心寺の職員の中にも体調を崩す者が出てきました。高熱を出したり、熱中症で倒れる者がいたりします。しかし、この暑い中を『利用者のオジサン達』は、自転車や徒歩あるいはリヤカーを押して慈泉処に元気にたくましくやって来ます。身体の構造が丈夫なのでしょうか・・・!?スゴイ (奥村)

    • 7月12日 晴れ 利用者 39人

      • 蒸し暑い日が続きます。熱中症等、体調を崩されてはいませんでしょうか。本日も慈泉処始まりました。準備をしながら常連さんと話をしていると話題に上がるのはやはりここ最近の災害の話が多いです。その中で利用者の一人が最近新聞で読んだ話をしてくれました。広島の土砂災害により2日近く道路で足止めをくらったトラックのドライバー達に地元の大学生達が同志を募っておにぎりを配ったという話でした。ネットで調べるとすぐに記事が出てきました。記事によるとおにぎりをもらったドライバーは「今までのおにぎりで一番おいしかった。『頑張って』の声に泣きそうになった」とあり、大学生は「何もできないのがもどかしく、居ても立ってもいられなかった。今後も被災地の役に立ちたい」とありました。暗いニュースの多い中こういう暖かい話があるとこちらまで嬉しくなりますね。そしてまた被災地に対して何かしてあげたいと思っている人達を一押しするいいお話しだと思い紹介させていただきました。(加藤)
    • 7月5日 雨 25人

      • 今日はとても激しく雨が降った一日でした。まるで台風のようでした。
        利用者は雨のジトッとした湿気と蒸し暑さの中、蚊を気にしたりソワソワして落ち着かない様子で、待っている間も心なしか息苦しそうでした。濡れた身体を早くシャワーで洗い流したいという思いが目に取れました。今日は皆、シャワーの利用時間が長かった!
        このところ寝苦しい日々が続いてますが、日射病、脱水症状に気をつけましょう(眞柄)
  • 6月

    • 6月28日 晴れ 35人

      • 本日から慈泉処を手伝わせていただくようになった、新米の「松下」です。 常連さんの方がよっぽど手馴れているので、開処早々、準備から何から何まで教わったり手伝ってもらったり、立場が逆です。

        時々、物品を渡し忘れたり順番を呼ぶのを忘れたりしますが、ドーカ温かい目で見守って下さい、お願いします。少しずつ慣れていきますので。
        これからの季節、一気に温度が上がってきて汗も頻繁にかきます。熱中症にならないためにも、頑張って慈泉処をご利用ください。私もガンバリます。(松下)

    • 6月21日 (曇) 利用者 40人

      • 6月18日、大阪北部で震度6弱の地震が起こりました。一心寺では、特に大きな被害は無かったのですが、関西一円でライフラインがストップし、大きな被害と混乱が起きました。地震が起こってから、初めての開処日ということで、利用者の人数はどうかな!?と思っていたのですが、いつもと変わらず朝から8人ほどが慈泉処の前で待っていました。話を聞くと「大阪市都島で地震にあった。大変やった。慈泉処がある今日を待ってたんです!」という声が聞こえてきました。毎週木曜日、シャワーサービス「慈泉処」を楽しみに待っている人がいます。(奥村)
    • 6月14日 晴れ 利用者 38人

      • 慈泉処では医療相談という形で簡単な治療を行っています。利用する人は平均的に一日に2、3人くらいでしょうか、みなさん割と健康です。私個人的な話ですが今月に入ってからというもの頭痛、腹痛、腰痛と不調続きの今日この頃…。普段は気にもしませんが体調不良が続くと健康な時の有難さを痛感します。ですので、元気な利用者を見ていると健康の秘訣でもあるのかなと思い聞いてみると「わしは毎日よう歩く」「わしは毎日晩酌する」「わしは毎日~」と色々続き…要約すると適度な運動と、ストレスを溜めこまないことになるのでしょうか。意外だったのは「そんなもん気合いや」とか言う時代錯誤な意見が少なかったことで、皆さんそれぞれ健康法を持っていることが面白くもありちょっと勉強になりました。(加藤)
    • 6月7日 くもり 利用者 41人

      • 生まれてきたからには、いつまでも、くよくよせずに、幾つであろうとこの身をいかに活かさんかと工夫すべきところです。悩み多き人性、前向きにならない時も当然あることかと思います。そんな時に、ひと風呂浴びる心地よさ。慈泉処シャワーは、温泉でもなく、ましてや薬湯でもありませんが、せめて気持ちの垢を落とすことはできましょう。その心地を伝えることが「慈泉処」が活きる道だと思います。(武田)
  • 5月

    • 5月31日 雨 利用者 32人

      • お待たせしましたジャカランダ少しずつ咲き出しております。気の早い人には5月に入る前からお問い合わせ頂きましたが、本当に綺麗なお花なので見逃すまいとハヤル気持ちもわからなくはありません。この一心寺の境内、大阪の街なかにも関わらずたくさんの木々に囲まれており四季を通して風景を楽しめるようになっています。…が、木がたくさんあれば当然落ち葉も多い。そして何故か慈泉処のまわりは針葉樹が多く落ち葉が細かい。慈泉処は、大変な掃き掃除と排水口につまった葉をほじくるところから始まります。

        派手に生い茂る枝を恨めしく眺め、何とかならんかなぁと呟きながら、これも修行かなと毎週お掃除に励んでおります。(加藤)

    • 5月24日 晴れ 利用者 36人

      • 慈泉処少し汗ばむような暑さになって来たせいか、“未だか?”とばかりに沢山の利用者が開門を待っていました。

        慈泉処シャワーサービス。今は常連さんが大半で新規の利用者は少なくほとんどいない状況ですが、情報が伝わりにくいのか、それほど必要ではないのか何なのか。もちろん繁盛することが目的のサービスではないので、常連さんも新規さんも慈泉処に来なくてよい生活が送れればそれに越したことはないのです。が、本当に必要な人に情報が届いてないとすれば、少し気になるところです。(河合)

    • 5月17日 晴れ 利用者 44人

      • 5月といえば、気候も穏やか、過ごしやすいイメージですが、近年は時に猛暑日があるほどの暑い日が続きます。利用者との会話からは「季節が異常」と、近頃ではすっかり使い古されてしまったお決まりの言葉を耳にします。日中に具合が悪くなった方が搬送されるといったニュースも珍しくなくなりました。慈泉処の利用者は比較的、高齢者が多いので、健康面では気にかかるところですが、皆さん丈夫な方が多い様子です。季節に振り回されない身体を作ることの大切さを感じます。(武田)
    • 5月10日 (晴) 利用者 33人

      • 無料のシャワーサービスを実施している慈泉処は、仏教における「慈悲」の精神で活動をしております。「慈悲」とは、抜苦与楽。苦しみを抜き楽を与えるということですが、世間一般で言うところの「優しさ」や「思いやり」とは少し違います。「優しさ」や「思いやり」は、どうしても「やってあげている」という思いが心の片隅に残ってしまいますが「慈悲」は、そういった思いも離れて行う行為です。本当の「慈悲」は、仏様の「智恵」の心でしか行えないものですが、私達普通の人間も努力すべきことです。(奥村)
    • 5月3日 曇り 利用者 35人

      • 慈泉処では朝の準備の時に阿弥陀様にお花をお供えします。お花は毎週近くのお花屋さんで用意して頂くのですが、もうすぐこどもの日(端午の節句)ということで菖蒲の花が花束の中に入っていました。季節の花である菖蒲(ショウブ)と「勝負」が同じ音ということで男の子の節句としてお祝いされるようになったそうです。男の子と呼ぶには随分と年を取った利用者が多いですが阿弥陀様にお供えされたお花で少しでも季節を感じてもらえればと思います。(加藤)
  • 4月

    • 4月19日 晴れ

      • 今日は汗をかくぐらいにとても日差しが熱く、シャワーも大人気でした。特に昼からの利用者が多く、気温のピークと共に皆さんやって来ました。
        汗を流した後は爽快そのもの、顔までもスッキリした様子で慈泉処をあとにしていきました。不安定な気候、気温の乱高下。今週末はさらに暑くなるそうです。熱中症には特に気を付けて!(眞柄)
    • 4月12日 晴れ 利用者 34人

      • 朝10時頃、一心寺坂を下り、慈泉処へ向かうと、一番早い組の利用者がいつものように待っていました。ひいき目かもしれませんが、やはり一番に来る人というのは何か徳のようなものがある気がします。看板を出したり、待合所の掃除など、強制ではないのにいつの頃からか手伝ってもらうことが常になりました。決して早く入りたいから準備をせかすわけではではなく、手伝い終えるとユックリとシャワーを使います。一息ついてタバコを吸う人もいます。…気負いもなく自然体で皆のためにする…。随分と暖かくなり、これから利用者の数も増えていきそうです。(武田)
    • 4月5日 晴れ 利用者 28人

      • 慈泉処の脱衣所に小さな阿弥陀様が安置してあり利用者を出迎え見送っておられます。
        開所時以外はロウソク、線香はつけないのですが、お昼過ぎに石鹸を補充しに行くと脱衣所にお線香の香りが・・・?
        利用者がお参りをしたようでお線香がついていました。
        シャワーを浴び身体を清らかにし、阿弥陀様に手を合わせお香で心も清らかにして、心身共に清々しくになれる場所が慈泉処なんだな、と改めて感じました。(河合)
  • 3月

    • 3月29日 晴れ 利用者 30人

      • お彼岸が終わり、花粉も少し落ち着き、さてボチボチお花見かな~と思っていたらあっという間に桜が満開になっちゃいました。自然に振り回されっぱなしですが春とはそういう季節だったかなと去年を振り返ります。おそらくですが去年に比べると一週間は早く開花しているのではないかと思います。慈泉処の利用者にも「一心寺さんの桜はもう満開やな~」とお早いお花見を済ました人もいました。場所によっては散り出しているのでご覧になりたい方はお急ぎください。(加藤)
    • 3月22日 (曇) 利用者 27人

      • 無料のシャワーサービスを実施している慈泉処は、仏教における「慈悲」の精神で活動をしております。「慈悲」とは、抜苦与楽。苦しみを抜き楽を与えるということですが、世間一般で言うところの「優しさ」や「思いやり」とは少し違います。「優しさ」や「思いやり」は、どうしても「やってあげている」という思いが心の片隅に残ってしまいますが「慈悲」は、そういった思いも離れて行う行為です。本当の「慈悲」は、仏様でしか体得できないものですが、お彼岸であるこの時期は、私達普通の人間も特に精進すべき期間です。(奥村)
    • 3月15日 晴れ 利用者 33人

      • 今日は春が近くに来ているのが分かる暖かい一日でした!利用者も前までの凍える寒さの日々から解放されたように、元気にシャワーを浴びて帰って行きました。けれども風邪を引いている人も何人かはいたので、暖かいからと油断しないように心掛けたいところです。
        厳しい路上生活。体が資本です、お大事に。(眞柄)
    • 3月8日 (雨) 利用者 20人

      • 一心寺で無料のシャワーサービス「慈泉処」が始まって、もうすぐ12年になります。600回ほどの開処を数え、延べ利用者は1万人を超えました。継続は、力なりと言いますが、まさしくその通りで沢山の方からの支援(衣類や石けん等の提供)によって続けることが出来ています。12年というのは、長い期間なので常連さんの顔ぶれも初期と現在では、かなり違ってきていますが、これからも利用者にとって身体を綺麗にし、また心もスッキリする施設であり続けたいと思います。(奥村)
    • 3月1日 晴れのち曇り 利用者 16人

      • あっと言う間に2月に逃げられ3月になりました。3月といえばお彼岸は忙しく花粉は辛いこの時季、出来れば早く去ってほしいものです。世間的には卒業シーズンといったところでしょうか、卒業生の方は残り少ない学生生活大事にお過ごしください。卒業といえば随分と慈泉処で姿を見ていない常連さんがこの前、本堂にお参りに来ているのを見かけました。卒業なのか単なる気まぐれなのか最近見かけない理由は分かりませんが久しぶりに元気そうな姿を見られてよかったです。(加藤)
  • 2月

    • 2月22日 晴れ 利用者 24人

      • ずいぶん古くから来ている、ある利用者。以前は、少し話しかけづらい雰囲気の方でしたが、ここ数年は、気のせいか、温和な表情を見ることもあり、印象が変わってきました。今日は少し踏み込んでみて、“お知り合いが一心寺納骨されてるんですか?”と聞いてみたところ、“知り合いは納骨しとらんけど、女房がな、もう4、5年前かな”と返事がありました。当然こちらは知る由もなく、聞かなかったらわからない話でした。一方的に話を聞くだけではずるいので、“今年で40歳になりますが、僕のおじいさんとおばあさんもここに納骨してるんです”と話すと、“そうですか~、40ならまだまだこれからやね”と緊張が解けたような表情で、穏やかに話してくれました。(武田)
    • 2月15日 (曇) 利用者 19人

      • 本日2月15日は、お釈迦様が入滅された日で、日本各地のお寺でお釈迦様の威徳を偲び「涅槃会」が行われます。お釈迦様は「物惜しみすることなく布施をすることが大切である」と説かれました。慈泉処では、新品の肌着や古着の服を配布しておりますが、利用者の方から逆にジュースやお菓子の差し入れを貰う時もあります。今日は、おかきの差し入れを貰いました。自分で食べれば空腹の足しになるのにと思いますが「日頃のお礼に気持ちだけです」という言葉とその心遣いに布施について改めて考えさせられました・・・。(奥村)
    • 2月8日 晴れ 利用者 22人

      • 寒さの厳しい日が続いています。今朝、顔なじみの利用者の一人と話していたのですが、「兄ちゃんとこの田舎の福井は雪えらいことになっとるな~」と気にしてくれました。確かに大雪になると交通はマヒしますし、日常生活に支障が出ます。それでも、何年かに一回はその状況がやってくるので現地住民はそこそこ耐性があるのですが、どちらかというと他所から来た人の方が苦労しています。個人的にですが案外、雪が積もった方が寒くなくて、田舎に比べると都会の冬の方が寒い気がします。ですので、冗談に「こっちも雪積もってほしいですね」と言うと「そんなん、ワシら凍え死んでまうわ」と、、、、。たまの雪見はいいんでしょうが、嫌われ者の雪でした。(加藤)
    • 2月1日 雨 利用者 18人

      • ミゾレが混じる雨の中いつものメンバーが寒そうに待っていました。 開所の準備をしている間、なれた手つきで手伝ってくれる常連さん達、看板を出したり掃除をしたりとあっとゆう間に準備完了です。「手伝ってくれてありがとう」と伝えると「こちらこそ暖かいシャワー使わしてもらってこの位の事させてもらわなバチがあたるわ、これでも足らんぐらいやわ」とのこと、朝から気持ちが良かったです。
        しかし、今日は寒さが厳しいので利用者も少なめ、また、シャワーを浴びてもサッと帰る人が殆どで、いつものような賑やかなおしゃべりが聞こえませんでした。静かな慈泉処でした。
        湯冷めや風邪などに気を付けて寒い冬を乗り越えてほしいです。(河合)
  • 1月

    • 1月25日 (晴) 利用者 28人

      • 今シーズン一番の寒気が日本を覆っております。本日の利用者は28人でした。天候にかかわらず、「来る人は来る」といったところでしょうか。これは一心寺へのご参詣も同じです。悪天候であっても、故人の命日に供養したいという気持ちに変わりはないでしょうし、納骨の場合も遠方から日程を決めて来られるわけですから変更は難しいでしょう。お参りは亡き人、つまり自分以外の人の為に来られるわけですが、慈泉処の利用者の場合は、自分の為ですから、都合が悪かったら止めても誰にも迷惑はかからないし、何の影響もなさそうです。ですが、頑張って来てシャワーを浴びれば、清潔に身ぎれいなるし他人にも心象がよくなるのかもしれません。意外なところで役に立っているのでは?(奥村)
    • 1月18日 晴れ 利用者 25人

      • 先週に比べると暖かくなった…というよりは寒さが少しマシになったという方がしっくりきます。小生、ちょうど先週末ぐらいに風邪を引いてしまい今日はなんとか回復して慈泉処に来ることができました。毎年、無事に年を越せて油断しているこの時期に風邪を引きやすい気がします。利用者の中にもちらほらマスクをしている人もいるかと思えば元気におしゃべりしている人もいて何とかは風邪引かないとは本人の弁ですが、イヤイヤ健康なことはなによりだな~と久しぶりに風邪を引いて思いました。どうぞ皆様もお身体お大事にしてください。(加藤)
    • 1月11日 晴れ 利用者 22人

      • 私の担当は、今日で二回目の慈泉処です。

        前回と違い気温がとても低く、みなさん、ポケットに手を突っ込んだままで心なしか寒さで顔がこわばっているよう!

        そのせいかシャワーを浴びる人はいつもより少なく、おしゃべりや情報交換だけで帰っていく人が目立ちました。シャワー組はいつもより長めにゆっくりと暖まっているといった具合ですが、湯冷めをしないように十分温まったでしょうか。古着もこの寒さに見合うようなものがなかったのか、持ち帰る人はまばらだったようです。これからさらに寒くなる。向寒のみぎり、どうぞお大事に!!(眞柄)

    • 1月4日 晴れ 利用者 21人

      • 新年あけましておめでとうございます。今年も慈泉処を宜しくお願いします。お正月の4日ですが、朝早くから馴染みの利用者が多く来ました。その中の一人に、“年が明けてから少し気温が低いですね”と、話しかけると、“そんな寒く無いやろ。うちの地元は昔、こんな長い氷柱がようできとったよ”と、手振りを付けて話してくれました。聞くと、地元は岡山湯原。偶然、私も小さい頃に親に連れて行ってもらった温泉地です。“河原に露天風呂があるやろ”“そうそう、ありましたね”と二人で話していると、隣の利用者も話に参加。利用者それぞれの故郷話を聞くのは、大変興味深いことでした。(武田)