納骨とお骨佛
お骨佛の寺 一心寺
一心寺では、宗派を問わず、納骨をお受けしています(一部宗派を除く)。
次期お骨佛は
令和9(2027)年に開眼されます
一心寺の納骨堂には現在8体のお骨佛様がお祀りされています。明治20年に第1体目が造立されて以来、10年ごとに開眼しておりますので通算では14体になりますが、戦前に造られた6体は残念ながら戦災で焼失いたしました。
- 第 7期お骨佛 昭和23年、焼け残った戦前の6体の遺灰に戦後納骨された 22万体の遺骨を合わせ、昭和23年に造立
- 第 8期お骨佛 昭和32年、昭和23年から31年までの納骨約16万体で造立
- 第 9期お骨佛 昭和42年、昭和32年から41年までの納骨約15万体で造立
- 第10期お骨佛 昭和52年、昭和42年から51年までの納骨127,619体で造立
- 第11期お骨佛 昭和62年、昭和52年から61年までの納骨145,664体で造立
- 第12期お骨佛 平成 9年、昭和62年から平成8年までの納骨150,726体で造立
- 第13期お骨佛 平成19年、平成9年から18年までの納骨163,254体で造立
- 第14期お骨佛 平成29年、平成19年から28年までの納骨約22万体で造立
お骨佛様とは?
仏教の根本精神と先祖供養の思想がひとつになった、
妙なる功徳の仏様。
そのお顔に亡き方の面影を見る、とも言われております。
遺骨で仏様を造る。一心寺でこの前代未聞のしきたりが始まったのは明治20年です。安政3年(1856)、年中無休でおせがきの法要を営む常施餓鬼法要が始まりました。それにより、納骨に訪れる方も後を絶たず、納骨されたご遺骨をもっとも丁重にお祀りするためにお骨佛の造立が発願されたのです。
古来、霊場への納骨や納髪の風習があるように、故人の遺骨や遺髪をお寺に納め、永代にわたって供養するしきたりがありました。また、仏教では仏像を造って礼拝することはこの上ない善根功徳とされています。多くの人々に礼拝される仏様を、遺族にとっては何より尊い故人のご遺骨でもって造立する。それにより、お骨佛を拝めば故人に供養するのと同時に、仏様を礼拝供養することになるのです。まさに仏様への崇拝と先祖供養の精神が融合した、真に妙なる功徳の仏様、それが一心寺のお骨佛様なのです。
納骨冥加料
納骨冥加料 |
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2万円・3万円・5万円 |
- 小骨壺のみ納骨できます。
・直径9cm以下、蓋を含め 高さ11cm以下の小骨壺
・1霊につき1壺のみ
- 胴骨・全骨は、納骨できません。
- 改葬納骨は、お受けできません。
- 郵送・宅急便による納骨は、お受けできません。
- 納骨には「火葬許可証」又は「火葬済証明書」、「分骨証明書」いずれかの証明書(原本)が必要です。コピーでは納骨できません。
- 納骨後、ただちにお骨佛さま造立の準備をいたしますので、納められたお骨はお返しできません。
納骨当日の用意
- 当日の服装は皆さん一様ではありません。あまり堅苦しくお考えになる必要はないと思われます。
- ご遺骨は、外箱ごとご持参下さい。
- 納骨の施主(責任者)を決めておいて下さい。
(後日、大法要の案内などのために住所・氏名等を記入していただきます。) - 亡くなられた方については氏名と死亡年月日、法名(戒名)がついている場合にはその法名(戒名)を記入していただきますので間違いのないようご用意下さい。
- 本堂・納骨堂でおつとめをしますからジュズも必要です。
当日の手順
受付は午前9時より午後4時までの間(盆・彼岸などは時間帯を少し拡大)、 いつでもお申し込みいただけます。
お申し込み
予約はありませんので、当日、一心寺山門を入って右方にある受付・念佛堂へお越し下さい。
ここで納骨申込書に施主住所・氏名・亡くなられた方の死亡年月日・俗名・法名(戒名)などを記入していただきます。
納骨回向・焼香
受付済のお骨と経木を持って本堂へ入っていただきます。回向座の受付机に提出して、順番を待って焼香をしていただきます。
納骨
納骨堂へ移動し、お骨を納めていただきます。
以上の所要時間は、おおむね1時間ですが、混雑時には長時間に及ぶことがあります。
混雑状況はライブカメラでご覧いただけます。
納骨のあとは?
翌年4月に「年次納骨供養大法要」
翌年4月26・27日に、前年に納骨された各家にご案内して「年次納骨供養大法要」を厳修いたします。納骨施主様にハガキでご通知しますのでお参りください。
この法要が終わりますと、次は骨佛開眼(令和9(2027)年初夏)までご案内はいたしません。ご遺骨は納骨堂に奉安されていますので、命日、お彼岸、お盆など、折りにふれてお参りください。また、ご回向をご希望の方は受付堂で受付をすませ、本堂にお進みください。