一心寺では、宗派を問わず、納骨をお受けしています(一部宗派を除く)。
一心寺の納骨堂には現在8体のお骨佛様がお祀りされています。明治20年に第1体目が造立されて以来、10年ごとに開眼しておりますので通算では14体になりますが、戦前に造られた6体は残念ながら戦災で焼失いたしました。

遺骨で仏様を造る。一心寺でこの前代未聞のしきたりが始まったのは明治20年です。安政3年(1856)、年中無休でおせがきの法要を営む常施餓鬼法要が始まりました。それにより、納骨に訪れる方も後を絶たず、納骨されたご遺骨をもっとも丁重にお祀りするためにお骨佛の造立が発願されたのです。
古来、霊場への納骨や納髪の風習があるように、故人の遺骨や遺髪をお寺に納め、永代にわたって供養するしきたりがありました。また、仏教では仏像を造って礼拝することはこの上ない善根功徳とされています。多くの人々に礼拝される仏様を、遺族にとっては何より尊い故人のご遺骨でもって造立する。それにより、お骨佛を拝めば故人に供養するのと同時に、仏様を礼拝供養することになるのです。まさに仏様への崇拝と先祖供養の精神が融合した、真に妙なる功徳の仏様、それが一心寺のお骨佛様なのです。

| 納骨冥加料 |
|---|
| 2万円・3万円・5万円 |
・直径9cm以下、蓋を含め 高さ11cm以下の小骨壺
・1霊につき1壺のみ


受付は午前9時より午後4時までの間(盆・彼岸などは時間帯を少し拡大)、 いつでもお申し込みいただけます。
予約はありませんので、当日、一心寺山門を入って右方にある受付・念佛堂へお越し下さい。
ここで納骨申込書に施主住所・氏名・亡くなられた方の死亡年月日・俗名・法名(戒名)などを記入していただきます。
受付済のお骨と経木を持って本堂へ入っていただきます。回向座の受付机に提出して、順番を待って焼香をしていただきます。
納骨堂へ移動し、お骨を納めていただきます。
以上の所要時間は、おおむね1時間ですが、混雑時には長時間に及ぶことがあります。
混雑状況はライブカメラでご覧いただけます。

翌年4月26・27日に、前年に納骨された各家にご案内して「年次納骨供養大法要」を厳修いたします。納骨施主様にハガキでご通知しますのでお参りください。
この法要が終わりますと、次は骨佛開眼(令和9(2027)年初夏)までご案内はいたしません。ご遺骨は納骨堂に奉安されていますので、命日、お彼岸、お盆など、折りにふれてお参りください。また、ご回向をご希望の方は受付堂で受付をすませ、本堂にお進みください。